原則として返金されない
まず前提として、オンラインゲームの利用規約の多くには「サービス終了時に返金は行わない」旨が書かれています。ゲーム内アイテムは所有権の移転ではなく利用許諾として扱われるのが一般的で、サービスが終われば使えなくなる、という整理です。
課金してすでに使ったぶんについては、この原則どおり戻ってきません。
ただし「未使用の残高」は別
日本には資金決済法という法律があり、ゲーム内通貨のような前払式支払手段を発行している事業者には一定の義務が課されます。
サービスを終了する場合、未使用の残高について払い戻しの手続きが必要になることがあります。実際、サービス終了の告知に「未使用の◯◯石の払い戻しについて」といった案内が併記されるのはこのためです。
対象になるかどうかは、その通貨が前払式支払手段に該当するか、発行者が届出をしている事業者かなどによって変わります。告知に払い戻しの案内があるかどうかが実務上の判断材料です。
確認すべきこと
サービス終了の告知が出たら、次を確認してください。
- 払い戻しの案内があるか — 告知の本文か、リンク先の別ページに書かれます
- 対象になるもの — 有償で購入した未使用の通貨のみ、というのが典型です。無償で配布されたぶんは対象外になることがほとんどです
- 申請の期限 — 期間が区切られています。過ぎると受け付けられません
- 必要な情報 — 購入履歴やアカウント情報を求められることがあります。ログインできなくなる前に控えておく方が安全です
告知は最後まで読んでください。 重要な手続きの案内が末尾に置かれていることがあります。
トラブルになったら
告知に案内が無い、手続きしたが応答が無い、といった場合の相談先があります。
- 消費生活センター(消費者ホットライン 188) — 消費者トラブル全般の相談窓口です
- 決済手段の提供元 — クレジットカード会社やアプリストアに相談できる場合があります
そもそも避けるための考え方
サービス終了は事前に完全には読めません。そのうえで、リスクを下げる考え方はあります。
課金の範囲が明示されている作品を選ぶ
何にいくらかかるのかが公式に線引きされている作品は、支出を管理しやすくなります。天鳳 は「プレイ料金は基本無料」と明記したうえで、有料になる範囲(鳳凰卓での対戦、牌譜の保存・解析)と金額(ID ごとに 30 日 660〜1000 円)を公開しています。
使う前提で買う
未使用の残高を大量に抱えるより、必要なときに必要なぶんだけ買う方が、終了時の損失は小さくなります。大型セールでまとめ買いする形は、この観点では不利です。
運営状況を見る
更新が止まっている、告知が減っている、といった変化は判断材料になります。当サイトでは全タイトルの運営状況を公式サイトで確認し、確認した日付を各ページに明記しています。
まとめ
- 使用済みのアイテムは原則として返金されない
- 未使用の有償通貨は、資金決済法により払い戻しの対象になることがある
- 告知に払い戻しの案内と申請期限が書かれる。最後まで読む
- 課金の範囲が明示されている作品を選ぶと、支出を管理しやすい