目次
Xbox Game Passとは
「Microsoft」が提供する、PCとXbox向けのサブスクサービスです。
「Xbox Game Pass」に加入することにより、PCまたはXboxと契約内容によってはタブレットなどの携帯端末で、様々なゲームを月額制でプレイできるようになります。
SteamなどのPCゲームストアは基本的に「買い切り型」の契約形態です。初期費用は高いですが、一度買うといつまででも遊べます。 Xbox Game Pass のようなサブスク型サービスは初期費用は安い変わりに、ゲームを所有することができません。
最近のPCゲーム業界は人気ゲームの移り変わりが早く、毎週たくさんのゲームがリリースされています。そんな時代ですので、今後はたくさんのゲームを定額でプレイするスタイルが増えていくのではないかと管理人は思っています。
PCにも対応のサブスクサービスは他にも種類があり「Playstation Now」「Geforce Now」などがありますね。
2022年1月には「レインボーシックス」シリーズの新作である「レインボーシックスエクストラクション」も追加されました!
Xbox Game Passの料金プラン
契約プラン | 料金 | クラウドプレイ | EA Play |
---|---|---|---|
PC | 初月100円~1ヶ月/850円 | ☓ | ○ |
CONSOLE | 1ヶ月/850円 | ☓ | ☓ |
ULTIMATE | 初月100円~1ヶ月/1,100円 | ○ | ○ |
支払い方法は全てクレジットカード(デビットでも可能)になります。
また、「ULTIMATE」と「PC」プランは契約した最初の日から30日間は「100円」でサービスを受けられる特典があります。
PCプラン
初月100円から月々850円で始められるPC専用のプランです。
「EA Play」も月額850円のうちに入っているので、「Electronic Arts」のタイトルが遊べます。
「CONSOLE」プランとラインナップに若干違いがありますが、PC版が発売されていないタイトルはPCでプレイできないためラインナップに存在しません。
CONSOLEプラン
月々850円で始められる「Xbox One」「Xbox Series X/S」専用のプランです。
「EA Play」のサービスは受けられません。
PC版しか存在しないタイトルはプレイできません。
ULTIMATEプラン
初月100円から月々1,100円で始められるXbox、PC、携帯端末で利用できるプランです。
「EA Play」も月額1,100円のうちに入っているので、「Electronic Arts」のタイトルが遊べます。
クラウドプレイを利用することができ、PC版しか存在しないタイトルを「Xbox」や携帯端末でプレイしたり、Xbox版しか存在しないタイトルを、PCや携帯端末でプレイすることが出来ます。
「ULTIMATE」プラン限定のゲーム内特典アイテムを無料で貰えることもあります。
また、「Xbox Live Gold」の利用権(月額842円)も付属しており、「Xbox」ユーザーで「Xbox Game Pass」を利用したい方はこのプランがお得です。
クラウドプレイとは
「クラウドプレイ」とは、ゲーム画面をインターネット上で見ながらプレイできるサービスです。
PS4/5のリモートプレイと似た環境でプレイする技術でPC、ゲーム機、携帯端末などハードを選ばずにプレイできることが強みです。
ゲーム画面をストリーミングできれば良いため、ゲームをインストールするための容量を確保しなくて良いことと、ハード本体の要求スペックのハードルが低いので手軽に最新ゲームを楽しめます。
クラウドプレイは「ULTIMATE」プランに加入することで利用が可能です。
「EA Play」とは
「Electronic Arts」社が提供するサブスクサービスです。
『FIFA』『STAR WARS』『BATTLEFIELD』シリーズなどの代表作を始めとしたラインナップが揃っています。
本来なら月額518円かかる「EA Play」ですが「Xbox Game Pass」の「ULTIMATE」もしくは「PC」プランに加入すると、「EA Play」も同時に利用できます。
他社との比較
サービス名 | 料金 | 対応ハード | 支払い方法 |
---|---|---|---|
Xbox Game Pass | 1ヶ月/850~1,100円 | Xbox Series X/S・Xbox One・PC・携帯端末 | クレジットカード(デビット可) |
Playstation Now | 1ヶ月/1,180円~ | PS4/5・PC | クレジットカード(デビット可)/利用券 |
Geforce Now | 1ヶ月/0~1,980円 | PC・携帯端末 | キャリア決済/クレジットカード(デビット不可) |
様々なPC向けゲームサブスクサービスの中から代表的なサービスと比較してみました。
料金的にはほぼ変わらないので、「PlayStation」の人気タイトルがやりたい場合は「Playstation Now」。
「Microsoft」専売タイトル(『HALO』シリーズなど)がやりたい場合は『Xbox Game Pass』。
といった自分がやりたいタイトルが揃っているサービスを利用すると良いでしょう。
「Geforce Now」のフリープラン(0円)は、連続プレイ時間1時間までなどの制限があるため注意が必要です。
Xbox Game Passの主なゲームタイトル
- 「Xbox Game Studios」や「Bethesda Softworks」が絡んだ最新タイトル
- 『Gears5』や『Gears Tactics』を始めとする『Gears』シリーズ
- 『HALO』シリーズ
- 『Fallout』シリーズ
- 『HADES』『UNDER TALE』などの人気インディーゲーム
- 『龍が如く』シリーズ
などの100を超える様々なタイトルがあります。
特に『Gears』『HALO』シリーズは「Microsoft」の専売タイトルなので月額プレイのラインナップから削除される心配は今の所ありません。
「Microsoft」ストアで人気のタイトルはほぼ確実にラインナップに入っているので、気になる方はタイトル一覧からチェックしてみてください。
本サイト内でレビューしている以下のタイトルも収録されています。管理人の好きなゲーム「The Riftbreaker」もありますよ!
Xbox Game Passのメリット
「Xbox Game Pass」はゲーマーにとって、とてもお得なサービスです。
おすすめする理由をいくつか紹介します。
新作・準新作タイトルが遊べる
「Xbox Game Studios」や「Bethesda Softworks」が開発に携わったゲームは、発売日から「Xbox Game Pass」で遊べるタイトルとしてラインナップに追加される事があります。
代表的な例として、2021年10月12日に発売された『Back 4 Blood』は発売日当日からラインナップに追加され、大きな注目を集めました。
また、準新作の作品として『SCARLET NEXUS』も2021年6月25日に発売されてから、約3ヶ月後の2021年9月30日にラインナップとして追加されました。
『龍が如く』シリーズも最新作の『龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル』が準新作追加タイトルとしてラインナップに追加された際。
『龍が如く0 誓いの場所』~『龍が如く7 光と闇の行方』までのタイトルが全て提供されています。
クラウドプレイで容量やスペックを気にせず遊べる
「ULTIMATE」プランに加入することで「クラウドプレイ」を利用可能になります。
クラウドプレイの最大の利点は、ゲームをインストールするための、遊ぶハードの記憶容量を気にせずに済むことと、ゲームの動作スペックを気にしないでプレイできることです。
また、スマートフォンやタブレットでもゲームをプレイすることができるので、インターネット環境があれば場所を選ばずに遊べます。
「EA Play」のラインナップも遊べる
「EA Play」は本来なら月額518円するサブスクサービスですが、「Xbox Game Pass」の「ULTIMATE」と「PC」プランには「EA Play」のラインナップも含まれています。
『FIFA』『BATTLEFIELD』『STAR WARS』などの代表的なシリーズ作品が揃っており、「EAのゲームも遊びたい」方にもおすすめできます。
人気が出たインディーゲームが遊べる
「Xbox Game Pass」はインディーゲームにも力を入れています。
『UNDER TALE』『HADES』『クラフトピア』など様々な人気インディーゲームが随時ラインナップに追加されています。
巷で人気のインディーゲームを触ってみたいけど、買うのはちょっと躊躇している方にはとてもおすすめできます。
コストパフォーマンスに優れる
筆者はちょっと興味が出た色々なゲームを渡り歩く「イナゴゲーマー」なのですが、この「Xbox Game Pass」のようなサブスクサービスは、自分のような人のためにあるサービスだと感じました。
なぜならちょっと気になった程度で、合わなかったりすぐ飽きる可能性があるのに毎度ゲームを買っていたら出費がかさむからです。
月額1,000円前後で体験版ではなく、完全版のゲームを味見できるのは自分にとってはかなりコストパフォーマンスに優れていると感じました。
気に入った作品を割引で購入できる
「Xbox Game Pass」に加入した状態だと「Microsoft」ストアにあるゲームが割引で購入できるようになります。
月額で遊べるラインナップの中にあるゲームは、事前に告知されますがある一定の時期が来るとラインナップから削除されるタイトルがあります。
「Xbox Game Pass」で遊んで気に入ったタイトルがあれば、お得な値段で購入することが出来ます。
Xbox Game Passのデメリットや注意点
「Xbox Game Pass」を利用する上でのデメリットと注意点を解説します。
日本語対応していないタイトルがある
ほとんどのタイトルに日本語は対応していますが、日本語対応していないタイトルが一部存在します。
具体的な例で言うと「Tropico 6」は「Steam」などでは日本語対応していますが「Xbox Game Pass」「Microsoft」ストアでは日本語対応していません。
ゲームページでその他を選べば、必要スペックや対応言語が確認できるので、一番プレイしたいタイトルがある場合は加入する前に確認しましょう。
MODを使用できるタイトルが限られている
「Xbox Game Pass」タイトルまたは「Microsoft」ストアで購入したゲームは、有志が作成したMODを適用することが出来ない物が多いです。
具体的な例でいうと『Minecraft(Java版)』はMOD使用が可能ですが『ARK:Survival Evolved』はMOD使用ができません。
MODで楽しみが広がるタイプのゲームで、MODを使用できないのは残念なポイントです。
ラインナップから削除される作品がある
『Gears』シリーズや『HALO』シリーズなどは「Microsoft」の専売タイトルなので、ラインナップから削除される心配は今のところ無いですが、その他のタイトルは期間は決まっていませんが、ある一定の期間が経つと削除されます。
削除される場合は事前に告知がされますが、長い間プレイし続けたいタイトルがある場合は月額でプレイできなくなる可能性があるので注意が必要です。
サービスタイトルで勘違いされる
「Xbox Game Pass」という名前から「なんか話題だけどXboxユーザーにしか恩恵がないサービスぽいからスルー」と勘違いされる事が多いです。
「Xbox Game Pass」は「Xbox」だけでなく「PC」「携帯端末」ユーザーにも恩恵があるサービスです。
個人的には「Microsoft Game Pass」に名前を変更すればよかったのではと感じました。
「Xbox Game Pass」まとめ
- 初月100円から毎月850~1,100円でゲームが遊び放題
- 「ULTIMATE」プランに加入すればクラウドプレイでハードを選ばず遊べる
- タイトルによっては発売日から遊べるものもある
- 『Gears』『HALO』シリーズが好きなら安心しておすすめできる
- MODや日本語未対応のタイトルがあるので注意が必要
以上のポイントを踏まえて「Xbox Game Pass」を利用する際の参考にしてください。
また「Xbox Game Pass」は2021年9月に行われた「東京ゲームショウ」にて、「Microsoft」は日本においての今後の展開を発表しました。
大人気ゲームをラインナップに加えることやクラウドプレイに対応したりと、今後に期待できる力の入り方が伺えるので、大変おすすめなサブスクサービスです。
ほかのゲームレビューはこちらでも紹介していますので、興味があればご覧ください。
タイトル: Xbox Game Pass
提供元: Microsoft
リリース日:2020年4月14日
ジャンル:FPS、ローグライク、RPGなど
プラットフォーム:Xbox One、Xbox Series X / S、Windows PC、Mac、Android、iOS
値段:プランによる
公式サイト:https://www.xbox.com/ja-JP/xbox-game-pass